PUBGでネットワーク遅延が頻発したりラグが酷くて困っている場合、物理的な対策をしないと解決しないことがほとんどです。
回線速度は測ったことがあっても、PING値はわからない人は多いと思いますので、まずはそちらの話から始めたいと思います。
ラグはPING値が悪いことが原因
現状のPUBGでは、人口密集地帯にいくとfps(frames per second)が落ちてラグくなることもあります。
これはゲームサーバー自体に負荷が掛かり、フレームレートが落ちることが原因なので、回線環境のせいではありません。
そういった一時的な発生や、PCスペックが足りずにfpsが遅いということではなく、通信環境に問題がある場合の原因と対処法を説明します。
PINGとゲームプレイの関係性
PINGとはかんたんに言えば、プレイしているパソコンとサーバー間の応答速度を表す数値です。
PUBGでは世界中にサーバーがあるので、物理的に距離が近いサーバーでプレイした方がPING値は良くなります。
PINGはms(ミリセコンド)という1000分の1秒単位で計測します。回線速度とは違い、低い数値ほど応答速度が速いことになります。
逆に数値が高くなるほどに応答速度が遅くなることを示し、キーを入力してから画面に表示されるまでの時間が間延びしてラグくなるといった現象が起こります。
一般的に50msを下回る数値であれば快適にプレイすることができ、100msを上回ると多くのプレイヤーが体感でわかるほどラグくなってくると言われています。
PUBGの各サーバーごとのPINGが計測できるサイトから、まずは数値を測ってみてください。
PINGを快適な数値にするための対策
回線の通信速度よりも家庭内の環境に問題があることも多いです。
まずはゲーミングPCに有線LANケーブルを繋いでみても数値が高いかどうかを調べてみるのが一番です。
有線LANケーブル環境の場合の問題点
それでも数値が悪い場合に考えられるのは
- 回線速度(品質)自体が悪い
- ルーターの老朽化
- LANケーブルの問題
などです。ルーターの再起動とLANケーブルの交換を試してみても改善しなければ、別回線を検討してもいいかもしれません。
有線LANケーブル環境の場合の解決策
ルーターの老朽化が考えられる場合には、使用している回線のカスタマーセンターに相談するのも手です。
会社によっては新しいルーターに無償で交換してもらえることもあります。
回線の速度や安定性に問題がある場合には、インターネット回線自体の変更も視野に入れてみてください。
エリア内であれば一押しはNURO光です。
この公式リンクからエリアと集合住宅の対応状況も検索することができます。
あまり知られていませんが、NURO光は通信方式が他サービスと違うので、速度も速い上にPINGも高速です。
無線LAN環境の場合の解決策
PUBGなどのオンラインゲームにおいての回線環境は、速度よりもPINGの安定性が重視されます。
ですので有線が一番ではありますが、設置環境によっては仕方なく無線で接続している方も多いと思います。
こういった環境で有線での回線環境には問題がない場合、無線LAN環境を見直すことをおすすめします。
おすすめは中継機
無線でゲーミングPCに繋いでいる場合、USB子機もしくは中継機、無線LANアダプターの利用のいずれかだと思います。
その中でお手軽かつ安定性も高いのが中継機機能がついた無線LANルーターを使う方法です。
私が現在繋いでいる方法がこれで、PUBGのJPサーバーで20msを下回るPING測定値が出ています。
この機種を2台使えば下図のようなことが可能です。他に有線で繋げたい機器があっても対応できることも利点と言えます。
参照:Wi-Fiルーター(無線LAN親機) : WSR-2533DHP | BUFFALO バッファローより引用
一番簡単なのはUSBに挿し込むタイプの子機ですが、発熱して安定して使えない物が多いのでおすすめしません。
性能重視ならWi-Fi拡張カード
性能にこだわるならマザーボードに挿し込むタイプのWi-Fi拡張カードがおすすめです。
PCIExpressに挿し込みネジで固定するタイプで、最大2,167Mbps(5GHz)に対応しています。
ネックとしてはWindows10のアップデートとの相性問題があるため、そういったことで疲弊したくないなら中継機をおすすめします。
以上、PUBGを快適にプレイする回線環境についてでした。
当然ですが、通信回線が安定すれば動画視聴やダウンロードなども快適になります。
そういったことにストレスを抱えながら過ごすくらいなら、根本的に解決してスッキリしてしまいしょう!
おしまい。